つみたてNISAを始めよう!

投資に対する課税は20.315%とかなり大きいです。最近だと30%に増税するという話題もありますね。
つみたてNISA以外にも通称:一般NISAと呼ばれる制度もありますが、投資初心者(未経験者)にはつみたてNISAがおすすめです。

WealthNaviもオススメしていますが、WealthNaviは5年間非課税の一般NISAしか使えません。好みの問題になるかもしれませんが、NISA制度自体は、より長期の非課税期間が設けられるつみたてNISAがおすすめです。

目次

つみたてNISA制度とは

つみたてNISA制度とは年間40万円を上限に各証券口座で政府に認められた投資信託のみを購入できる制度です。
購入できる投資信託は証券会社によって異なりますが、政府に承認されたもののみ購入できるので、いわゆる手数料がぼったくりな投資信託はほとんどありません。
非課税期間は20年間。一人につき1口座のみの開設が可能で一般NISAとの同時開設は出来ません。

・年間40万円まで投資可能
・非課税期間は20年間(年度の毎に20年間非課税)
・一般NISAとの同時開設は不可能
・一人1口座のみ
・2018年~2037年まで、最大800万円まで投資可能(2022年~640万円まで投資可能)

一般NISAは年間120万円まで投資が可能で個別株など、色々な株、投資信託を購入できます。投資をする上では自由なのですが、逆に何を購入していいか初心者(未経験者)にはわかりにくく、非課税期間が5年間のみであるため、初心者(未経験者)には向いていません。また、過去のデータから適切な株価指数に連動する投資信託を15年以上保有すれば損する確率はほとんど無いという結果となっています。

出典:JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社「Guide to the Markets 2021」

下記のリンク先の記事で簡単に説明しております。

なぜ株式投資なのか

日本は貯金することが美徳とされていますが、資産を増やすならば株式投資です。過去200年でドルは価値が下がっています。当然、円の価値も下がっていると考えられます。一方で一番価値が高くなったのが株式です。

出所:『株式投資第4版』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)

これは金融政策を毎年2%インフレすることを目標にしていること、人口増加により、企業の売り上げが増えたことによる企業価値の高まりが要因であると考えられます。

つみたてNISAで購入できる商品と購入できる場所

つみたてNISAでは購入できる商品は金融庁に許可された投資信託のみになります。
銀行や証券口座によって購入できる投資信託は異なりますが、おすすめはSBI証券になります。

そもそもつみたてNISAで購入できる商品は信託報酬(手数料)が安いので銀行などはあまり積極的ではなく、10~20くらいしか選べません。ネット証券なら100以上種類がある証券口座も多く、オススメになります。
SBI証券の口座は住信SBI銀行と連結でき、お金の管理も簡単です。

つみたてNISAで購入できる投信信託数
SBI証券:166
松井証券:160
楽天証券:156
auカブコム証券:150
マネックス証券:149
SMBC日興証券:147

上記の証券口座は購入できる投資信託が100以上ありますが、そのほかの証券口座は半分以下しかありません。
つみたてNISAを行うためにはつみたてNISA口座を開設しなければなりません。これは証券口座の開設とは別に行わなければならないので、証券口座を持っていない場合はまずは証券口座を開設しましょう。

何の投資信託を購入するべきか。

投資信託は購入する際に注意すべき点は以下の通りです。投資結果は手数料が大きく影響するため、手数料が安いものを選択します。

・信託報酬が0.2%以下
・ノーロード(購入時、売却時の手数料が0円)
・パッシブ運用(インデックス投資)

積立NISAで購入できる投資信託は信託報酬(手数料)が安いものが多いのですが、それでも一つのポイントになります。また、投資信託の運用方針はパッシブ運用(インデックス投資)とアクティブ運用の大きく分けて2種類があります。初心者におすすめなのはパッシブ運用になります。

人気のあるパッシブ運用の株価指数は全世界株式か米国株式です。どちらも有数な株価指数です。この二つの株価指数に連動する投資信託で上記の注意点に該当する投資信託には下記のものがあります。

全世界株式(株価指数:MSCI All Country World Index (ACWI))
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) :通称オルカン
全世界株式(株価指数:FTSE All-World Index)
・SBI・V・全世界株式 :通称SBI・V・VT
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド
 :通称:楽天VT

MSCI ACWIは全世界の大中企業の約2,000社に分散投資する株価指数で、FTSE AWIは全世界の大中小企業の約9,000社に分散投資する株価指数です。どちらも年平均に換算すると20年間で7.5%程度成長している優秀な株価指数です。

全米株式(株価指数:CRSP US Total Market Index)
・SBI・V・全米株式 :通称SBI・V・VTI
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
 :通称楽天VTI
米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim S&P500

・SBI・V・S&P500 :通称SBI・V・S&P500


CRSP USは米国株のほとんど全ての企業の約4,000社に分散投資する株価指数で年平均に換算すると20年間で9.3%成長しています。S&P500は米国の大企業の500社に分散投資する株価指数です。年平均に換算すると20年間で8.8%程度成長している優秀な株価指数です。

実際に期待できるリターンについて

過去平均の7~9%のリターンはこれからは難しいかもしれませんが、仮に年率平均5%で資産が増えていった場合のリターンは下記の通りです。

年率平均5%のリターン

年間平均5%のリターンでも20年後には100万円まで資産が増える計算になります。一般の口座では税金が20.315%(2022年現在)かかるので、含み益60万円の20.315%、約12万円が税金として引かれてしまいます。この税金分が非課税になるのでつみたてNISAはとてもオススメな制度であることがわかります。

金融庁のHPで資産運用シミュレーションができますので、参考にしてみるといいでしょう

資産運用シミュレーションの注意点

金融庁の資産運用シミュレーションはとても参考になりますが、注意しなければならない点があります。それは実際の資産運用は毎年一定の割合では増えていかないという点です。過去データでは年間平均7~9%というデータとなっていますが、当然株価が下落して年間のリターンがマイナスになっている年もあります。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) (円):年次リターン(HP:myINDEXより抽出)

上記のデータから2008年度は-50%以上下落していることがわかります。一方で2013年度には+50%増加しています。これらの平均が7~9%という事になります。何時下落するかわからないですが、ただ20年間保有しているだけで年7~9%のリターンが期待できるのが全世界株式または米国株式という事になります。

ポイントで投資してみよう

投資未経験者はいきなり現金で投資することは敷居が高いかもしれません。
その場合はポイントを使って投資してみましょう。ポイントを使って投資できる証券口座はいくつかありますが、おすすめはSBI証券です。Tポイント、dポイント、Pontaポイントで投資できます。楽天証券は楽天ポイントで投資できます。ただし、つみたてNISA口座ではポイント投資は出来ないので注意してください。

ポイントで投資信託が購入できる証券口座
・SBI証券(Tポイント、dポイント、Pontaポイント)
・楽天証券(楽天ポイント)

・auカブコム証券(Pontaポイント)

まとめ

ポイントを下記にまとめました。

・つみたてNISA口座は20年非課税
・2037年までの制度
・おすすめ口座はネット証券
・人気が高く、実績もある株価指数は全世界株式か米国株式
・3~4年に1回は株価が下落する
・適切な株価指数にとうしすれば20年間持ち続けることでマイナスリターンになることは過去のデータ上は無い。

投資に絶対はありません。あくまで自己責任での投資となることを注意してください。

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