eMAXIS slim 米国株式(S&P500)

投資を始めるのに一番最初はつみたてNISAがおすすめですね。しかし投資未経験者はどの投資信託を購入すればいいのかわからないという人も多いと思います。ここでは人気の投資信託について解説します。

目次

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の特徴

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の特徴は下記の通りです。

・米国S&P社が提供する米国株価指数(円、配当込み)
・米国の大企業500社に分散投資
・米国株式市場時価総額を約85%カバー
・ベンチマークの直近20年間のリターンは約670%
・ベンチマークの過去30年のリターンは年平均10.5%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大リターンは2013年の60.8%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大損失は2008年の-49.0%
・信託報酬が投資信託の中で最安レベルの年率0.0968%(税抜 年率0.0880%)以内

もぐ太

それでは解説に移りましょう!

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)とは

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)とはこの投信信託1つで米国の主要企業500社に分散投資出来る商品です。「投信ブロガーが選ぶ!  Fund of the Year」にて2021年に4位に入賞しています。米国株式は直近20年間のパフォーマンスがとても良かったため、とても人気のある商品となっています。

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021
もぐ太

人気の理由は圧倒的なパフォーマンと安い信託報酬だね!

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の投資情報は以下の通りです。

・ベンチマーク:S&P500(配当込み、円換算ベース)
・投資対象:株式
・時価加重平均型
・信託報酬:年率0.0968%(税抜 年率0.880%)以内

eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)も6割は米国株式であり、全世界株式も主体は米国株式であることから米国株式のみで良い。直近のパフォーマンスを見ても全世界株式よりも優れていると考える人が好んで購入する投資信託です。

S&P500(配当込み、円換算ベース)とは

S&P500(配当込み、円換算ベース)とは米国のS&P社が提供する米国株式のインデックス(株価指数)です。米国市場の85%をカバーし、時価加重型平均で米国の大企業500社に分散投資します。時価加重型平均とは組入銘柄の時価総額合計を、基準となる一時点での時価総額合計で除算して求めたものです。

S&P500(配当込み、円換算ベース)組入上位10銘柄:交付目論見書より

ALPHABETはGOOGLEの親会社で議決権の有無で2つに分かれています。事実上1つの会社なので上位5社で20%以上集中投資していることになります。例えば10,000円分持っていたらそのうちの2,160円分は上位5社の株を保有していることになります。

信託報酬と隠れコスト

信託報酬は年率0.0968%(税抜 年率0.0880%)以内ですが、これ以外に年間の運用実費として隠れコストと呼ばれるものがあります。

S&P500(配当込み、円換算ベース)信託報酬:運用目論見書より

隠れコストは(b)売買委託手数料、(c)有価証券取引税、(d)その他費用の3つがあります。2021年4月~2022年4月までの隠れ運用コストは0.015%でした。これは毎年変動するコストになります。

きり

仮に100万円分の口数を保有していた場合の年間コストは1,120円となります。

もぐ太

1年間米国500社の株式を運用してもらって1,120円はとても安いね!

運用成績

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)2018年07月08日に設定されました。運用開始時の設定価額は10,000円(10,000口)で運用期間約4年3ヶ月目現在は19,100円(2022年10月10日現在)です。

https://emaxis.jp/fund/253266.htmlより抜粋

コロナショックで基準価額は大きく下落していますがその後は大きく上昇しています。また、純資産総額(運用資産額)は設定来からずっと右肩上がりです。純資産総額は14,000億円を超えており、eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)より人気があることがわかります。

過去データからの期待リターン

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)は2018年07月08日に設定されたばかりの新しい投資信託のため、約4年分のデータしかありませんので、ベンチマークのS&P500(配当込み、円換算ベース)を参考に20年前から運用を開始した場合のリターンを確認してみましょう。

https://myindex.jp/data_i.php?q=SP1001JPYより抜粋

日本株式のTOPIXを比較対象としたグラフになります。2002年にTOPIXに100万円投資したとすると2022現在は約200万円まで上昇していますが、S&P500(配当込み、円換算ベース) に100万円投資していた場合、2022年現在約670万円まで上昇していたという結果でした。また、このチャートから2008年に大きく下落し、2013年から右肩上がりに成長し、コロナショック以降に大きく上昇していることがわかります。

・ベンチマークの過去30年で1年間の最大リターンは2013年の60.8%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大損失は2008年の-49.0%

きり

過去の結果なので未来の結果を保証するものではありません。その点は十分注意してください。

もぐ太

それでもとても将来のリターンがとても期待できるベンチマークだね!

まとめ

それでは最後にもう一度eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の特徴を確認してみましょう。

・米国S&P社が提供する米国株価指数(円、配当込み)
・米国の大企業500社に分散投資
・米国株式市場時価総額を約85%カバー
・ベンチマークの直近20年間のリターンは約670%
・ベンチマークの過去30年のリターンは年平均10.5%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大リターンは2013年の60.8%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大損失は2008年の-49.0%
・信託報酬が投資信託の中で最安レベルの年率0.0968%(税抜 年率0.0880%)以内

きり

ベンチマークの過去の実績、信託報酬の安さ、今後の成長も米国が中心に成長していくと考えている人にとてもオススメな投資信託です。

もぐ太

米国一国集中投資になるけど500社に分散されているので、国意外での分散投資は十分できているね!

きり

米国も2000〜2010年の間はほとんど成長しておらず、そういった期間があるのは注意が必要です。

もぐ太

その期間を含めて直近の30年間の年平均リターンが10.5%と脅威の数値を出しているため、米国投資はとても人気なんだね!

※リターンを約束できるものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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