SBI・V・全世界株式

投資を始めるのに一番最初はつみたてNISAがおすすめですね。しかし投資未経験者はどの投資信託を購入すればいいのかわからないという人も多いと思います。ここでは人気の投資信託について解説します。

今回は全世界株式の第2弾になります。
(※急激な円安のため、第1弾の記事、eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)のリターン結果と大きく異なりますが、ドル円レートを現在のものに合わせると差はほとんどありません。。。記事を修正するべきか悩みます。)

目次

SBI・V・全世界株式の特徴

SBI・V・全世界株式の特徴は会の通りです。

・アメリカのバンガード者のETF、VT(全世界株式)を購入する投資信託
・世界中の大中小企業約8000社に分散投資
・ベンチマークの直近20年間のリターンは約420%
・ベンチマークの過去20年のリターンは年平均8.6%
・ベンチマークの過去20年で1年間の最大リターンは2013年の49.7%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大損失は2008年の-52.8%
・信託報酬が投資信託の中で最安レベルの年率0.1438%程度

もぐ太

それでは解説に移りましょう!

SBI・V・全世界株式とは

SBI・V・全世界株式とはこの投信信託1つで世界中の企業に分散投資出来る商品です。
この商品の特徴はアメリカのバンガード社のETFであるVTを購入するだけととてもシンプルな内容の投資信託となっております。

もぐ太

人気の理由はeMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)と同じ安い信託報酬で全世界に分散投資出来るお手軽さだね!

きり

そしてこちらはファンも多いバンガード社のETFを買い付ける投資信託。バンガード社のファンの人たちが好んで選択する場合もあります。

SBI・V・全世界株式は投資情報は以下の通りです。

・ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
・投資対象:株式
・時価加重平均型
・信託報酬:年率0.1438%
程度

どこの国のどの会社に投資すればいいんだろう?という悩みを一発で解決してくれる素晴らしい投資信託です。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)とは

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)とは対象のインデックスを表します。イギリスのFTSE社が提供する外国株式のインデックスファンドです。投資対象国は先進国(24ヶ国)と新興国(23ヶ国)でフロンティア国は含まれません。商品名には全世界株式とありますが、全ての国に投資しているわけではないので、そこは勘違いしやすいところです。
※フロンティア国はとアフリカなどの市場規模がとても小さい国の事です。

先進国と新興国の大中小企業約9000社に分散投資する株価指数ですが、その割合は時価加重平均型となっております。組入銘柄の時価総額合計を、基準となる一時点での時価総額合計で除算して求めたものです。

下の図は実際に購入するETFの組入割合上位10か国になります。

VT(組入割合上位10か国):ファクトシートより

eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)の指数、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)とほぼ同じ割合ですが、小企業も含まれるため、上位の組入割合が若干少なくなっています。

VT(組入割合上位10セクター):ファクトシートより

セクター比率はeMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)の指数、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)と若干異なり組入割合は1位と2位が情報技術、金融と同じですが3位一般消費財、4位資本財となっております。こちらの指数も情報技術の割合が高いですが、それ以外は全体的にバランスよく分散されているイメージです。

VT(組入割合上位10企業):ファクトシートより

eMAXIS slim 全世界株式(オールカントリー)の指数、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)と異なり、組入上位10銘柄のうち一つだけ台湾が入っております。アルファベットが一つにまとまっているため、2社異なり、バークシャー・ハサウェイ社とタイワン・セミコンダクター社が入っており、NVIDIAが抜けております。この投資信託を購入している場合、例えば10,000円分持っていたらそのうちの330円分はAPPLE社の株を保有していることになります。

信託報酬と隠れコスト

信託報酬は年率0.1144%(税抜 年率0.104%)以内ですが、これ以外に年間の運用実費として隠れコストと呼ばれるものがあります。

FTSE全世界指数(All-World) (円):信託報酬:交付目論見書より

SBI・V・全世界株式は2022年01月31日に運用が開始されており、現時点ではまだ隠れコストは不明です。

運用成績

SBI・V・全世界株式は2022年01月31日に設定されました。運用開始時の設定価額は10,000円(10,000口)で運用期間約8ヶ月現在は10,311円(2022年9月22日現在)です。

SBI証券口座より抜粋

設定されてから1年経過していないため、データとしては不十分ですが、購入しているVTのETFは設定来(約14年間)から+246.1%と素晴らしい成績を残しています。また、純資産総額も約8ヶ月で123億円を超えており、順調に増やしております。

過去データからの期待リターン

SBI・V・全世界株式は2022年01月31日に設定されたばかりの新しい投資信託のため、約8ヶ月分のデータしかありませんので、ベンチマークのFTSE 全世界指数 (All-World)を参考に20年前から運用を開始した場合のリターンを確認してみましょう。

https://myindex.jp/data_i.php?q=FT1001JPYより抜粋

日本株式のTOPIXと比較した結果になります。2002年にTOPIXに100万円投資したとすると2022現在は約200万円まで上昇していますが、FTSE 全世界指数 (All-World)に100万円投資していた場合、2022年現在約520万円まで上昇していたという結果でした。

・ベンチマークの過去30年で1年間の最大リターンは2013年の49.7%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大損失は2008年の-52.8%

きり

過去の結果なので未来の結果を保証するものではありません。その点は十分注意してください。

もぐ太

それでもとても将来のリターンがとても期待できるベンチマークだね!

まとめ

それでは最後にもう一度SBI・V・全世界株式の特徴を確認してみましょう。

・アメリカのバンガード者のETF、VT(全世界株式)を購入する投資信託
・世界中の大中小企業約8000社に分散投資
・ベンチマークの直近20年間のリターンは約520%
・ベンチマークの過去20年のリターンは年平均8.6%
・ベンチマークの過去20年で1年間の最大リターンは2013年の49.7%
・ベンチマークの過去30年で1年間の最大損失は2008年の-52.8%
・信託報酬が投資信託の中で最安レベルの年率0.1438%程度

きり

ベンチマークの過去の実績、信託報酬の安さ、どこに投資すればよいのか悩まなくて良いという点からとてもオススメな投資信託です。

もぐ太

これ一つで分散投資ができるからSBI・V・全世界株式を購入するだけで立派なポートフォリオが完成するね!

きり

ただし、人口増加のペースが減少していることを加味すると今までと同じリターンは期待できないかもしれません。

もぐ太

それでも十分なリターンが期待できると考えているよ!

きり

なお、SBI・V・全世界株式はSBI証券でしか購入できない投資信託です。
SBI・V・全世界株式を購入する場合はSBI証券の口座を開設しましょう。

※リターンを約束できるものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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